Q.大脳基底核とは何ですか。その障害はどのようなものですか。

[大脳基底核,灰白質,線条体,錐体外路]

A.

1 大脳基底核
大脳基底核は,終脳と間脳から発生した皮質下核群で灰白質からなっています。

2  重要な核
大脳基底核を構成している重要な核としては,尾状核,被殻,淡蒼球があります。
被殻,淡蒼球→レンズ核
尾状核,被殻→線条体として知られ,広義には視床下核と黒質(緻密・網様部)を含む

3 基底核の情報伝達機能
入力核,出力核,内在核の3つに区分
入力核=線条体(尾状核,被殻など)
出力核=淡蒼球内節,黒質網様部など
内在核=淡蒼球外節,黒質緻密部など
出力核→視床→前頭葉大脳皮質へ投射 錐体外路系の重要な回路

4 各ニューロン
被殻のニューロン=身体運動に先行して活動したり,拮抗したりする
淡蒼球→視床→視床下核への抑制ニューロン=身体運動に必要な菌緊張の抑制
尾状核の抑制ニューロン=眼球運動に先行して活動

大脳基底核の障害は,各ニューロンの機能に対応した障害を発生させます。


 

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