Q.高次脳機能障害としてのワーキングメモリー障害とは何ですか。

[ワーキングメモリー,注意障害,記憶障害,記銘力障害,遂行機能障害]

A.

ワーキングメモリーとは,複数の作業を同時に実行するための記憶装置です。
しかし,単なる記憶だけの装置ではないとされております。
そのため,ワーキングメモリー障害とは,このような短期記憶障害の面をもちながらも,それよりも上位の中央実行系の障害であると考えられています。
高次脳機能障害としてみると,遂行機能障害あるいは注意障害として評価されると言われています。

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1 短期記憶障害か,上位の中央実行系の障害か

ワーキングメモリーとは,複数の作業を同時に実行するための記憶装置です。
この装置には,言語性短期記憶,視覚性短期記憶あるいは情報を取捨選択したり,そのために注意を配分するものも含んでおり,単なる記憶だけの装置ではないとされております。
ワーキングメモリー障害とは,このような短期記憶障害の面をもちながらも,それよりも上位の中央実行系の障害であると考えられています。

しかし,言語性あるいは視覚性の短期記憶を短時間ストックしておいて作業を行うものであり,これらの短期記憶は重要な働きを担っているといえます。


2 後遺障害(後遺症)としての評価

ワーキングメモリー障害は,必要な情報を保持しながら,柔軟に頭を切り換えて実行できない障害として日常生活や仕事への影響も指摘されています。
これは遂行機能障害として評価できます(「高次脳機能障害学」医歯薬出版(株) 石合純夫著 p202)。

あるいは,日常生活において複数の指示の同時処理が困難ということから注意障害としてとらえる考え方も可能です
(「症例から学ぶ高次脳機能障害」中外医学社 鈴木匡子編著p265)。

高次脳機能障害とすると,相当な日常生活への支障が考えられます。

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