Q.視野変状とは何ですか。後遺障害(後遺症)は,何級ですか。

[ゴールドマン視野計,視野変状,視野欠損,視野計,視野障害]

A.

視野変状は,半盲と同じ視野障害です。なお,視野狭窄も同じ視野障害です。
視野障害とは,視覚の広がりに関する障害です。
両眼に視野障害を残すものは9級3号,1眼に残すものは13級3号となります。

1 視野変状
広い意味の視野変状は,視野の欠損と暗点が狭い意味での視野変状となります。

暗点とは,視野の中に孤立して点状,斑状に欠損を生じるものです。基準では,生理的視野欠損(盲点)以外の病的欠損を生じたものを言うとされています。

また,暗点は絶対暗点を採用し,比較暗点は採用しないとされています。絶対的暗点とは,その部分で視標が全く見えないものを言い,比較暗点とはその部分で視標がぼんやりと見えるものを言います。


2 視野障害の後遺障害認定
視野とは,視線を固定した状態で見える範囲を言い,視覚の広がりのことです。
基準では,「眼前の1点を見つめていて,同時に見える外界の広さをいう」とされています。
視覚の広がりは単なる平面的な広さとして把握するのではなく各部位の分布を調べることで量的視野として評価の対象となります。
量的視野の計測としては,動的視野計測法,つまりゴールドマン視野計によるとされています。

むち打ちや脱臼、脊髄損傷など、幅広い疑問にもお応えします。ご相談は埼玉の弁護士、むさしの森法律事務所にご連絡ください。

0120-56-0075 受付時間:月~金(土日祝日も対応)午前9時30分~午後10時

フォームからのご相談予約はこちら

ページの先頭へ戻る