Q.側頭骨骨折による後遺障害(後遺症)は,どのようなものですか。

[めまい,側頭骨,難聴,頭蓋骨,顔面神経麻痺]

A.

頭蓋骨の側頭骨は,両耳周辺にあり,骨折により耳に関わるる損傷を起こすものです。
内耳,耳小骨,鼓膜,内・外耳道,耳介,軟部組織の損傷が起こります。
さらに髄液漏が生じることもあり髄液減少の原因ともなります。
また,顔面神経麻痺の原因ともなり,これには即発性のものと遅発性(受傷後24時間経過して発症)のものとがあります。
遅発性の中には,受傷後10日ということも珍しくないとされています。しかし,多くは経過は良好で改善することが多いとされています。

ただし,難聴,めまいを生じることもあります。
特に迷路骨包に骨折線が入ると高度感音難聴となり得ます。
したがって,後遺障害としては,難聴が代表的なものと言えます。

難聴の等級(リンク)

むち打ちや脱臼、脊髄損傷など、幅広い疑問にもお応えします。ご相談は埼玉の弁護士、むさしの森法律事務所にご連絡ください。

0120-56-0075 受付時間:月~金(土日祝日も対応)午前9時30分~午後10時

フォームからのご相談予約はこちら

ページの先頭へ戻る