Q.失語症検査にはどのようなものがありますか。
A.
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記憶障害(リンク)
失語症の検査は,言語機能検査と呼ばれています。
1 言語機能検査の意味
いわゆる失語症のための検査です。
認知症でもない限りは失語症でなければ高い得点となります。
従って,これらの検査で点数が低いとなると,失語症が疑われます。
2 標準失語症検査(SLTA)
患者の聞く,話す,読む,書く,筆算の5項目の得点パターンにより,
失語症の古典的分類が可能になります。
つまり,失語症の有無,重症度,タイプの鑑別ができます。
この結果を踏まえて,治療,特にリハビリの計画を立てることができるとされています。
3 WAB失語症検査
自発話,話し言葉の理解,復唱,呼称,読み,書字,行為,構成
の8主要項目によって言語機能の総合的な検査をします。
この検査によって,失語症の中での,
全失語,ブローカー失語,ウェルニッケ失語,健忘失語
の4分類とその中での程度の評価が可能です。
4 トークンテスト Token
Test
トークンとは,札のことです。形,色,大きさが異なる札を使って
言語命令に従って札を動かすことができるかを評価して,聴理解を判断します。
聴覚的言語理解の他にも短期記憶障害の検査にも用いられます。
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