Q.脳損傷での運動失調がうかがわれる歩行異常にはどのようなものがありますか。---交通事故賠償は,むさしの森法律事務所

[下肢,協調運動,歩行障害,運動失調]

A.

1 直線歩行
歩行障害があれば,そもそもまっすぐ歩くことができません。直線上を歩くと,よろけたり,さらに倒れたりします。

2  つぎ足歩行
つぎ足歩行というのは,左足のかかとに右足のつま先をつけるように(もちろん逆に右足のかかとに左足のつま先をつけることでも良いのです。),直線上をこのつぎ足で歩きます。運動失調がある場合には,歩行障害が著明となり,しばしば倒れてしまいます。正常であれば倒れることはありません。なお,下肢の筋力低下で倒れる場合には,運動失調には当たりません。単なる筋力低下で体を支えきれないだけだからです。

3  まわれ右
まわれ右は,簡単な協調運動をみるのにふさわしいものとされています。足首,膝,股といった関節を単純ですが,連続かつ同時に動かさないとすることができません。運動失調があると,このまわれ右がうまくできないのです。辛うじてできてもぎごちなかったりします。

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