Q.乳幼児の頭蓋骨骨折の特徴とは何ですか。
A.
進行性頭蓋骨骨折とは,乳幼児,特に1歳未満の頭蓋骨骨折において特有のものです。
それは,脳が急速に発達しているからです。
そして,乳児の頭蓋骨は薄く,凹凸があり,かつ弾力性が高いためです。
ひびが入った線状骨折であっても,生じてくるとされています。
受傷後,数週間から1ヶ月経っても治癒してこないで,むしろ骨折が拡大してきてしまいます。
それをもって,進行性頭蓋骨骨折と呼ばれています。
受傷後は,無症状であっても,その後に進行することがあるとされています。
骨折部の部位によっては,
外傷性脳損傷による運動麻痺,外傷性てんかんとなることもあります。
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頭蓋骨骨折(リンク)
外傷性てんかん(リンク)
運動麻痺(リンク)