Q.若木骨折というのは何ですか。

[子ども,小児,後遺障害,若木骨折,骨折]

A.

小児の骨折です。弾力性があるために骨折線が骨を横断しないため,発見が困難な場合があります。
しかし,骨の連続性が保たれているために経過は良好です。
なお,子どもの頭蓋骨骨折についてはこちら(リンク)をご覧下さい。

1  若木骨折とは(クリックすると回答)

小児の骨折は骨膜が厚く弾力性に富むために不完全な骨折となって,あたかも若木を折り曲げたように骨折線が完全に骨を横断しないことになります。その形が似ているので,若木骨折と呼びます。

2  診断の上での問題は(クリックすると回答)

骨端部の損傷等についてレントゲン写真で診断が困難な場合があり得ます。そのために,MRI,関節造影画像等が必要なことがあるとされています。

3  予後は(クリックすると回答)

若木骨折は,骨の連続性が保たれているために,また,小児は可塑性に富むため予後は良好です。後遺障害(後遺症)は通常は想定されません。

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