Q.寛骨臼骨折とは何ですか。後遺障害(後遺症)は,どうなりますか。

[人工骨頭置換術,可動域制限,寛骨臼骨折,骨折,骨盤]

A. 骨盤骨寛骨臼.png

骨盤を形成している寛骨の中で関節を構成する部分が寛骨臼(カンコツキュウ)です。
寛骨臼は大腿骨頭部とともに球状の股関節を形成しています。
寛骨臼骨折は,大腿骨頭部がハンマーのように動いて寛骨臼に衝撃を与えて骨折による破壊をすることです。
寛骨臼のみならず大腿骨骨頭部自体も骨折することがあります。

したがって,寛骨臼骨折は,股関節の骨折です。
骨盤骨そして大腿骨の障害が残る可能性があります。

後遺障害(後遺症)としては,次のものが考えられます。

(1)変形が骨折後に残った場合には,骨盤骨に著しい変形を残すものとして12級5号。

(2)股関節機能障害(可動域制限)の場合には,
用廃は8級7号 著しい障害は10級11号 障害は12級7号

(3)大腿骨の人工骨頭置換術あるいは人工関節術の場合に,
可動域制限が2分の1以下なら8級7号,2分の1以上なら10級11号

 

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