Q.脊椎骨折とは何ですか。後遺障害(後遺症)となりますか。
A.
脊椎骨折とは,頚椎・胸椎・腰椎の骨折です。
頚椎・胸椎・腰椎からなっている脊椎部分の骨折です。
胸椎・腰椎の移行部が最も多く,続いて下部頚椎が多いとされています。
圧迫骨折,粉砕骨折,破裂骨折,垂直骨折あるいは単独か,2箇所以上の骨折かに分類され,さらに症状としては(脊椎としての)安定性により分類されます。
安定性と神経症状の有無・程度により異なってくるようです。
骨折の状況により安定性が阻害されたり神経圧迫となるおそれがあります。
脊椎は,椎骨からなっており,椎骨は椎体・椎弓及び横突起,棘突起などの突起物からなっています。
脊椎骨折は,それら椎骨を構成している部分の何らかの骨折を総称します。
椎弓の骨折は少なく,横突起・棘突起の骨折が多いとされています。
安定性が損なわれたまま,あるいは神経症状が残ったまま症状固定となった場合には,後遺障害の対象となります。