Q.高次脳機能障害としての脱抑制行動とは何ですか。

[ギャンブル依存,前頭葉,眼窩脳皮質,脱抑制行動]

A.

社会的にみて,本来であればすべきでない(許されない)行動を,ほとんど深刻感を伴わずに,ある程度よくないと知りつつも行ってしまう状態です。
性的な脱抑制,ギャンブルへの耽溺,攻撃性のあらわな顕在化,などとして認められることが多いとされています。

抑制行動の脳における責任部位は前頭葉内側眼窩脳皮質・皮質下回路ですので,その損傷が原因すると考えられます。
「脳神経外科学Ⅰ 太田富雄編 金芳堂 p57」

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