Q.外傷後骨髄炎が再燃するリスクは後遺障害としてどのように評価されますか。
A.
1 外傷後骨髄炎とは
開放骨折後に感染をした場合が多く,また治療におけるデブリドマンが適切に行われなかったことも原因となる可能性があります。
骨髄炎が腐骨が残っている場合には慢性化して再燃しやすいとも言われています。
2 骨髄炎が再燃するリスクは後遺障害としてどのように評価されか
この点について,後遺障害慰謝料の増額事由として認めた判決もあります(横浜地裁 平成26年1月30日判決自保ジャーナル・第1920号)。
また,その後再燃して残存症状の増悪(可動域制限の悪化等)があれば等級変更をして差額に対する賠償請求が認められる可能性があると考えます。