Q.眼振とは何ですか。後遺障害(後遺症)はどうなりますか。
A.
眼振とは,眼球振盪のことであり,眼球の不随意的往復運動のことです。
眼振がある場合には,平衡障害を伴うことがよくあります。その場合には,平衡障害としての後遺障害となる可能性があります。
また,脳損傷の症状の一つである可能性もあります。
眼振とは,眼球振盪のことであり,眼球の不随意的往復運動のことです。
運動の状態による分類は,方向によって水平性眼振(最も多いとされています。),垂直性眼振,回旋性眼振に,また動き方によって律動性または衝動性眼振,振り子様眼振,波動性眼振があります。
また原因から言えば外傷による後天性は,大脳・小脳・脳幹などの中枢神経障害によるものと,内耳障害や視力障害による末梢眼診にも分類されます。
眼球運動を医師が観察して行うことが多いです(注視下検査)。指先を見つめさせて眼診が起こるかを確認します。
あるいは帯状の布に一定間隔で模様をつけたものを見つめさせて視運動性眼振を検査することもあります。
神経耳科あるいは眼科では非注視下,電気眼振計記録検査をすることがあります。
眼振がある場合には,めまいあるいは平衡障害を伴うことがよくあります。
そして眼振が平衡障害によるものと判断された場合には,後遺障害となる可能性があります
平衡障害
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