Q.手関節が強直した場合には何級ですか。
A.
関節強直とは,関節自体が癒着して可動性をまったく喪失した状態を言います。
強直は8級6号(用廃)と認定されます。
なお,この後遺障害は,ほとんど橈骨遠位端骨折
(リンク)によって生じるとされています。
1 手関節 8級6号(用廃)
手関節は,手首の関節です。
前腕は橈骨と尺骨からできています。
橈骨遠位端と手根骨と接して手関節を形成しています。
2 関節強直の後遺障害(後遺症)
「1上肢の3大関節の1関節」として次のようになります。
関節が強直したもの
関節強直とは,関節自体が癒着して可動性をまったく喪失した状態を言います。
認定においては,完全強直を言います。
つまり,関節が全く可動しないか,またはこれに近い状態を言います。
「これに近い状態」とは,健側の可動域の10%程度以下(5度単位で切り上げて計算します。)に制限されたものをいいます。