Q.直達牽引法には,どのような特徴がありますか。

[可動域制限,寝たきり,直達牽引,神経麻痺,関節拘縮,高齢者]

A.

直達牽引法には,次のような特徴があります。
1 転位の強い骨折に対しても整復力が有効に働きます。
2 骨折部の隣接する関節を固定しないために後遺症としての関節可動域制限,関節拘縮が起こりにくいとされています
3 局所観察が常時可能であり,骨折部の転移の状態を知ることができます。
4 筋機能を停止しないために筋の萎縮が少なく,リンパおよび血液の循環はよい状態を保つことができるので,循環の障害による合併症が起こりにくいといえます。


ただし,よい点ばかりではなく,
牽引力が強いためにかえって骨癒合が遅延したり神経麻痺を生じさせてしまうこともあります。
また,長期にわたり寝たきりとなることから,高齢者には適用ができにくいといえます。
さらに,そもそも入院を前提とするため通院には適しません。

むち打ちや脱臼、脊髄損傷など、幅広い疑問にもお応えします。ご相談は埼玉の弁護士、むさしの森法律事務所にご連絡ください。

0120-56-0075 受付時間:月~金(土日祝日も対応)午前9時30分~午後10時

フォームからのご相談予約はこちら

ページの先頭へ戻る