Q.外傷性扁平足の後遺障害(後遺症)は,どうなりますか。

[リスフラン関節,中足骨,扁平足,楔状骨,12級]

A.

足には,縦方向と横方向のアーチがあります。
縦方向の中心をなすものが足内側アーチです。
この足内側アーチが減少したり消失してしまったものが扁平足です。英語ではflatfootです。
足内側アーチは,踵骨,距骨,舟状骨,楔状骨,第1中足骨からできています。
先天性だけではなく,足の骨折による外傷性扁平足も認められます。

外傷時に左リスフラン関節(特に第1TMT関節)に軽度の脱臼と骨折を生じて,癒合後にも,画像所見で足内側アーチの低下が認められ,第1TMT(足根中足:tarsometatarsal)関節の不適合を骨折後の変化と関節面の不適合性が認められる場合であって,
歩行(特に左足での踏み返し時)などの左足荷重時,労働時に左リスフラン関節の不安定性に伴う疼痛が出現している事例で,他覚的に神経系統の障害が証明されるものと捉えられるとして左足部痛を後遺障害等級12級13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)と認定されています。(京都地裁 平成26年9月19日判決)

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