Q.脳室拡大に関するEvans index(エヴァンス率)とBicaudate CVI(両側尾状核脳室率)とは何ですか。また,どのような違いがありますか。

[エヴァンス率,尾状核,水頭症,脳室拡大]

A.
      Evans index(エヴァンス率)は,(両側)側脳室前角間最大幅です。
      あるいは,エヴァンス率を側脳室前角最大幅/全脳最大横径と定義しているが同じことです。つまり,側脳室前の両側最先端部間の幅(A)を脳実質の最大幅(B)で除した比率と言うことです(A/B  )。
      Bicaudate CVI(両尾状核脳室率)は,尾状核レベルにおける脳-脳室比(%)です。つまり,Bicaudate CVI(両側尾状核脳室率)は両側尾状核部の幅(C)をその底における脳実質幅(D)で除したものをパーセントで表したものです。
      ところでEvans index(エヴァンス率)は経時的変化よりも0.3(=30%)を超えるかどうかが重要であり,0.3以上で水頭症を疑うとされています。
      他方,Bicaudate CVI(両尾状核脳室率)は,上記のC/Dの値(比率)が時間経過によって変化するかどうか,つまり値が上昇すれば脳室拡大を意味することから,脳室拡大の経時的な変化を観察するためには鋭敏な指標であるという見解もあります。

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