Q.病的反射とは何ですか。後遺障害(後遺症)との関係はありますか。
A.
筋肉の伸張や皮膚への刺激によって引き起こされる正常では認められないものが,病的反射です。
筋肉の伸張や皮膚への刺激によって引き起こされる正常では認められない反射です。
(1)眉間反射→マイアーソン徴候
(1)ホフマン反射
顔面,上肢,下肢の反射があります。
正常ではないために,錐体路障害等の病的な意義があるとされています。
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病的な意義があるとされています。
錐体路障害等を疑わせるものです。
なお,一般的に両側=左右の出現は病的とは限らないとされています。
一側の場合に意味があると言うことです。
いわゆる眉間(みけん)を軽くたたき続けると,瞬目が起こります。要するに目を閉じます。
これは,目の周りの眼輪筋が収縮するからです。
そして,瞬目が起こっても1回か数回で停止します。
ところが,何回刺激しても瞬目が続くことがあります。これをマイアーソン徴候と言います。
一側の場合に末梢顔面神経麻痺が疑われるようです。
(2)口とがらし反射
緊張していない状態で,上唇中央を指先かハンマーで軽くたたいた場合に唇が突き出てきて口がとがったような状態になると陽性です。
正常では起こらない反射だからです。その場合には,脳での両側錐体路障害が疑われるようです。
(2)トレムナー反射
いずれも,手中指に対する手による刺激に対する反射です。
一側のみが陽性であれば病的意義があり,錐体路障害が疑われるとされています。なお,こちらも(クリック)